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2012年10月24日水曜日

Carr Mercury(ギターアンプ) パワー管・プリ管の交換2 交換&バイアス調整編


Carr Mercury パワー管・プリ管の交換1 準備編 (前回)

 今回は、前回に続き、ギターアンプの中でも、小型ブティックアンプに位置付けられる、Carr Mercuryのパワー管&プリ管の交換作業とバイアス調整についてです。





 まずは、届いた真空管の紹介。上がプリ管(Electro Harmonix 5751 GOLD双極マッチド)、下がパワー管(Tung Sol  6L6GCSTR 48時間エ-ジング)です。




検品結果・個体Noが記載されている。


 開封しました。





 Mercuryのバックパネル。今回、交換するのは両側の1本づつです。電源コードは抜いてあります。



 黒い部分を持って外します。(画像はガラス持ってますが引き抜くときは、黒い部分を持ちます。)


 本体側ソケット。真中の丸い穴には、上側にミゾが入っているので、装着する際は、これに合わせます。


 新品のTUNG-SOL。中心の黒い円柱の手前側は、突起があります。上記のミゾにあわせ、グイっと差し込みます。


 続いて、プリ管(5751)。こちらは前面ガラス管なので、根元から引っ張ります。


 本体側ソケット。注意点としては、パワー管と異なり、溝付きの芯棒はなく、ピンのみなので、慎重にピンとソケットを合わせます。かみ合っていれば、すっと入ります。
 



 装着完了です。ピンの破損に注意ですね。


 続いて、バイアスの調整です。まずは、テスターを本体のテストポイントに装着します。

下側からテストポイント(赤黒)が見える。
テスター。1000円ほどだったか。

 赤ポチに、赤いテスター、黒ポチに黒いテスターを差し込みます。

装着。

 次に、主電源を入れ、スタンバイモードで1分待ちます。

次は、プレイモードで5分待機。


 この時点で、テスターを45mVが測れる単位に切り替えると、数値が出ます。(図は200mVまで測定表示できる。)


 パワー管(熱いっす)の上方に、分圧器のツマミが、水平方向に出ているのでそれをゆっくりまわします。画面方向から見て時計回りで、数値があがる(かも)。どちらか忘れましたが、ゆっくり回せば、変化がわかります。

 ファクトリーセッティングが終了です。このバイアス調整で、サウンドが変わると言われています。SRVは、フェンダーアンプで、バイアス設定を低めにして使用していたとか…

 兎にも角にも、無事に調整終了です。火傷・感電に注意ですね。手袋はあったほうが良いと思います。次回は、サウンドテストです。


Carr Mercury パワー管・プリ管の交換3 サウンドテスト編 を読む。


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