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2012年5月17日木曜日

Carr Mercury オーナーズマニュアルの日本語訳

所有しているCarr Mercuryのオーナーズマニュアルの翻訳です。
2012月5月現在の翻訳です。使用可能なチューブ、バイアス調整についての記述が中心です。当方、Engineerでないので、当ページを読む方はご参考までによろしくお願いいたします。

セッティング画像等はCarrのHPにて。
http://www.carramps.com/docs/carr_mercury_manual.pdf



Mercury Instructions
マーキュリーを購入していただいてありがとうございます。Mercuryは、驚くほど万能なアンプです。ホーム、スタジオユースなら、なおさらです。ユニークな内蔵アッテネーターにより、フルアウトプットのチューブオーバードライブが、家での演奏に適した音量でお楽しみ頂けます。伝伝。


BottomPanel
Fuse
万が一、チューブが切れた場合に、アンプは、120V、100Vモデル(日本・アメリカ)に対して、1アンペアのスローブローヒューズによって、保護されます。(220V・240Vアジアeuropeモデルは0.5Amp)。ヒューズブローを行う際には、我々にご相談いただければ、技術サポートいたします。ヒューズはパワーコードのそばのシャーシ下部にあります。

Speaker Output Jack
マーキュリーは、8Ωの負荷に合わせて設計されています。最大パワーとトーンが発揮されるのは、8Ωのスピーカーあるいはキャビネットに接続した際になります。8Ωの負荷よりも大きい、または小さい結果となるスピーカー構成を使用すれば、アッテネーター設定を2,1/2,1/10にした場合、マーキュリーにダメージが発生します。8ワットのアッテネーター設定(フルパワー)であれば、マーキュリーは、8Ωではない負荷(4−16Ω)を駆動します。しかしながら、ミスマッチによって若干パワーを失い、パワーチューブがよりシビアに動作しなければならず、結果として寿命を縮めてしまうことになります。スピーカーアウトプットジャックは、シャーシ裏のパワーチューブの左側にあります。

Bias TestPoint

バイアステストポイントは、シャーシ下部のパワーチューブ左側にあります。

Bias Adjustment Pot
パワーチューブに割り当てられているバイアス電流量を調整します。推奨設定は、バイアス電流が45ミリアンペアです。バイアスアジャストメントポットは、…

Mercuryのバイアスについて
マーキュリーは固定バイアスアンプであり、パワーチューブを交換した際にはバイアス調整が必要です。マーキュリーは、EL-34管に適合させていますが、どんなに大きい5極管であれ、ビームパワー管であれ、マーキュリーでは機能します。下記のチューブタイプは、バイアス調整後に利用できます。

 KT-66, 6L6, KT-88, 6550, EL-34

6V6パワーチューブは、マーキュリーに使用しないでください。内部の電圧と電流レベルは、6V6管とマッチしません。
 バイアス調整のために、DC電圧を測るマルチメーターが必要です。電気店に行けば、10ドル位から購入できるでしょう。アンプを裏から見て、シャーシ下部のパワーチューブの左側に、2つのテストポイントが見えます。赤いメーター針を赤いテストポイントへ、黒い針を黒のテストポイントに挿入します。メータをセットし、DCミリボルト、あるいはDCボルトを読んでみてください。アンプをスタンバイモードにします。1分後、スタンバイモードからプレイモードにして、5分くらい温めてください。アンプがプレイモードの場合、マルチメーターはたいてい、45ミリボルトを表示します。アンプが温まれば、電圧は若干落ちるかもしれません。アンプが温めきったら、調整を始めます。シャーシ裏に、分圧器のシャフトが付いた凹んだパンがあります。これが、バイアス調整のコントロールになります。1方向に回せば、電圧が上がり、もう一方に回せば、電圧が下がります。45ミリボルトまで調整してください。メーター針をテストポイントから抜いてください。演奏の準備ができました。

 EL34管の推奨バイアス設定は、ファクトリバイアスポイントである45ミリアンペアです。他の利用可能な真空管は52ミリアンペアが推奨設定です。バイアスを少し低めか、高めに設定したいこともあると思います。低いバイアス電流は、leanerでクリーンな音、高いバイアス設定は、厚い音になります。許容範囲としては、40-52ミリアンペアです。

 直接、バイアス電流を測ることは複雑過ぎますし、一般的なオーナーには危険でもあります。上記の方法は安全で簡単です。1Ω抵抗器で電圧を測れば、電圧と電流は1:1の関係にあります。1ボルト=1アンペア。


翻訳以上。

結論 簡単に調整できそう→真空管変え放題か!!!!

テンション上がるわー。
次回、Carr Mercuryのバイアス調整(真空管調整なし)


 

2012/10/17  追記
真空管のFactoryセット
http://www.carramps.com/faq_mer.html

Mercury Tubes
P1V3V2V1
TypeE34L12AX7B12AT7EH12AX7EH
ManufacturerJJChinaElectro-HarmonixElectro-Harmonix
FunctionSingle-ended power stageReverb return and mixReverb sendInitial gain stage, post tone-stack recovery

Carr HPより転載。
















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