Artist:The Beatles
Album:WhiteAlbums
Time:2'18
参考動画
A-B-A-B-C-D
A-B-C
A-B-C
A
A'-A-B-D-D
Vocal,Guitarによる弾き語りソング。レコードでは、足のタップサウンドでリズム音としている。Vocalはセンター、ギターが右、タップが左の定位。シンプルであるが、聴き応えのある名曲。ギターでは、基本的には3和音でのHarmonyでバランスが良い。
ギターアレンジについて。
3弦G音を開放弦で多用することにより、豊かなサウンドを生み出す原動力になっている。イントロを含めて、ユニゾンの効果で倍音豊かなギターサウンドに。
ドミナントモーションのHarmonyについては、半音階のルート音を用いている。
()内は転回形
A:Ⅰ-Ⅱ-Ⅰ(1)-Ⅰ A':Ⅰ-Ⅱm7(1)-Ⅰ(1)-Ⅳ-Ⅰ(1)-Ⅱm7(1)
B:Ⅳ-Ⅱm7(1)-Ⅴ-Ⅲ7♭9(1)-Ⅵm-Ⅲ#5(1)-Ⅴ-Ⅱ7(1)-Ⅳ-Ⅳm-Ⅰ(1)-Ⅱ7-Ⅴ7sus4-Ⅰ
C:Ⅰ-Ⅴ(1)-Ⅵ-Ⅵ(1)-Ⅳ (全音下へ転調) (リピート2は、Ⅰ-Ⅴ(1)-Ⅵ-Ⅵ(1)-Ⅳ-元調-Ⅱ7-V7)
D:Ⅳ-Ⅰ(1)-Ⅱ7-Ⅴ7sus4-Ⅰ
【私見】
こういう曲を聴くと、改めてギターの魅力に気付かされる。
ギターのアレンジでは、3音のでハーモニを綺麗に作れれば、かなり雰囲気が出せる。シンプルだが良いアレンジであると思う。
Bのドミナントモーションで、半音階づつ上昇していくのは、和声的に言えば、定番であるが、4拍の中で、4つのコード移遷することによって、曲中でドラマティックな効果を生み出している。
G音(第3弦)の開放弦を、多用している。開放弦は、音量、倍音ともに豊かである。これを和声の中に組み込むことで、3音での和声づくりにおいて、厚みを出すことに成功している。
リズムは2ビート。若干カントリーのような
ポールの出身地、イングランドは、ジョン・ダウランド(スティングがカバーでフィーチャーした)のようなリュート奏者を多く輩出している。弦楽器文化の歴史を持つイギリス人ならではと思ってしまう。
0 件のコメント:
コメントを投稿