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2012年2月28日火曜日

Maximの使い方 メモ

Maxim の主な特徴
◆ 素材の特性と瞬間的なアタック感を保護できる先読み機能
◆ プレイバック中のdB値の蓄積状況をヒストグラムにビジュアル表示することで、スレッショルド・レベルの設定に威力を発揮
◆ シーリングをユーザー設定することで、素材のレコーディング・レベルを最適化
◆ ファイナル・ミックスダウン時のディザー処理にノイズ・シェーピングを使用可能
Maxim を使用するには:
1 Maxim を目的のトラックにインサートします。
2 トラック上で、もっともピーク・レベルの高い部分を含んだ範囲を選択します。
3 ループ・プレイバックしながら、[histo(ヒストグラム)]と[atten(アッティネーター)]メーターに表示されるデータを確認します。

4 リンク・ボタンをクリックし、[threshold(スレッショルド)]と[ceiling(シーリング)]の両パラメーターをリンクさせます。この状態では、両パラメーターが均整のとれた形で連動させて調整できます。また、[bypass]ボタンを使うと、ウェットとドライの状態を聴き比べることができます。

5 まずリミッティングが生じているのが目と耳で確認できるまで、[threshold]スライダーをいったん下げ、次に必要なリミッティング量のおおよその値までを少しづつ戻していきます。

6[atten]メーターの数値フィールドを定期的にクリックしてリセットしながら、減衰レベルを確認します。通常では、た とえばポップス系の素材に対しては、時々生じるピークに対して 2 dB~ 4 dB の減衰値が適切といえます。

7[bypass]ボタンを使い、処理の前後を聴き比ながら、目的の効果が出ているかどうかを確認します。

8 ヘビーなリミッティングを行う場合は、ポンピン グ 効 果 が 生 じ る の を 防 止 す る た め に、[release]スライダーを長めに設定します

9 必要な効果が得られたら、[threshold]と[ceiling]のリンクを解除し、クリッピングが生じない範囲で信号の出力レベ ルが 最 大 に なま で、[ceiling]スライダーを調整します。

通常では、0.5 dB 程度が適度な最大シーリング値となります DAT や CD プレーヤーの機種によっては、DA コンバーターがゼロまたはそれより若干下の値でクリッピングを生じてしまいますので、このシーリング値をゼロに設定しないことをお勧めします。

 ポイント リミッティングの目的を考える。
 ・オーディオ素材に残っているピーク部分を平坦化し、全体的な平均レベルを持ち上げること。
 ・クリッピングが生じる可能性のあるピーク部分を平坦化することで、ミックス全体のレベルを持ち上げること
・制作過程でそれぞれの楽器や素材のダイナミック・レンジをクリエーティブな目的で調整

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