なぜ、このようなことを考えたかというと、
1.簡易的に、ミックス用のReference CDを聴きたい。(普段は、DAW内にオーディオを取り込んでモニターしていますが、ヘッドフォン環境で聴く際に、参考値として知りたい。)iTunesにも音源が多くいちいちDAWで開くのは面倒です。
2.再生される音楽が、どれくらいのラウドネス・レベルか知りたい。(RMS単位で)
2については、再生されている音楽のレベルをモニターしておくことは、耳を守ることと、常に一定のレベルで音楽を聴く、またはレベルを理解するために、重要です。1については、ヘッドフォンのキャリブレーションをしているわけではないですが、ラウドネス別にリファレンスが紹介されていることもあるので、その確認です。
(Digitaldomain -Honor Roll http://www.digido.com/media/honor-roll.html)
(Sound on Sound : Listen & Learn: Analysing Commercial Mixes http://www.soundonsound.com/sos/apr11/articles/listen-and-learn.htm)
というわけで、iTunes + AU Lab + ラウドネスメーター(TT DYNAMIC RANGE METER)のセッティングをします。
※事前に、AU Labのインストール(用DeveloperTool)とSoundflowerが必要です。インストールについてはGoogle先生でお願いします。Mac OS 10.8.3の環境です。
ルーティングは下記のとおりです。
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Mac本体の出力ソース 仮想バス 仮想ミキサー 物理デバイス出力
iTunes or Youtube -> Soundflower-> AU Lab -> 内蔵出力 or Headphone
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1.システム環境設定からサウンドを選択し、Soundflowerを選択。Macから再生される出力先が、Soundflowerになります。
2.AUDIO-MIDI設定のオーディオ装置を開く。スピーカーマークが、Soundflower上についていることを確認する。
3.AU Labを起動し、”File->New”でDocument Configurationを立ち上げる。
左側のバー下部の+ボタン押す。Output / Input(タブ切り替え)に、赤いトラックがあるのを確認する。なければ、addで追加。赤いトラックが追加されます(おそらくInput側がないので追加する)。チャンネルはステレオのまま。 OKを押す。
Document Configuration画面で、オーディオ・デバイスのルーティングをします。Audio Input Dviceは、Soundflowerを選択。下のOutputは、内蔵出力を選択。これで、仮想ミキサーの物理デバイスへのルーティングは終了です。最後に、Create Documentを押します。
5.Effectsにラウドネスメーターを挿入します。これでMacから再生される音源は、このメーターを通ることになります。簡易的にプラグインを試したいときなども有効です。AU Pluginは、海外系プラグイン紹介サイト、KVR www.kvraudio.comにフリーも含めて記事が多く充実しています。ご一読の価値有りです。
以上で紹介を終わります。プラス1を是非。
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